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2007年5月14日 (月)

知覧

 知覧とゆう街を初めて知ったのは7年前の夏。勤務先の社員旅行で鹿児島を訪れた際に立ち寄ったのがきっかけでした。

 夏の鹿児島は異常な暑さで自分と数人の仲間たちはどこのスポットに止まってもクーラーの効いたバスから出ませんでした。

 バスがある施設に止まったときも当然のように車内に留まっていた自分たちにバスガイドさんがおずおずと『ここだけは見学してもらえませんか?』と切り出してきました。

 Dsc01317

 その施設こそ『知覧特攻平和会館』でした。(写真は今回訪れた際のものです。)ふざけ半分で館内に入った自分はまず館内の空気に圧倒されました。一つ一つの展示物が放つ本物の迫力が全身に伝わってきました。限られた時間で心ゆくまで見学することは出来ませんでしたが、見終わった後自分の無知さを恥じ、又日本には自分の知らない深い場所がまだまだあるんだなと実感しました。

 知覧は鹿児島の山中にあり武家屋敷が残る綺麗で小さな街です。この小さな街に第2次大戦末期、特攻の基地が造られました。特攻とは飛行機に片道分の燃料と詰めるだけの爆弾を搭載させ、乗員もろとも敵艦に体当たりするとゆう作戦です。

 知覧を訪れる迄、特攻隊員について自分はいいイメージを持っていませんでした。すなわち、国を象徴する指導者に対して狂信的な感情を持つ機械のような人々的なイメージを持っていました。特攻隊員の最期とゆうと『天皇陛下バンザーイ』と言って玉砕するシーンを埋め込まれすぎていたのです。

 実際に特攻隊員が遺した手紙(達筆すぎて読みづらいのですが)を読むと、彼らの多くは日本は戦争に負けるとわかっていた気がします。それでも彼らが命を賭けたのは『自分が敵艦に損害を与えることで1日でも1時間でも愛する人が生き長らえるだろう』の一念が強かったような印象を受けました。

 恐らく現在公開中の『俺は、君のためにこそ死ににいく』とゆう映画は題名から察するに、もろにそこに照準をあてた映画だと思います。ただ自分は絶対にこの映画は観に行きません。石原慎太郎みたいな贋物のインチキ政治屋にだけには知覧に触れて欲しくなかったんですが、ダニはなにに吸い付いたら美味しい血が味わえるか分かってるからタチが悪いです。

 話がそれました。

Dsc01330

 ヤスが見学したいとゆうので4年前に知覧の為だけに鹿児島に行きました。じっくりと4時間ほどかけて見学しました。彼女もまた言葉にならない感情をもったようでした。

 特攻で命を落とした兵士の多くは10代後半から20代前半までの若い兵士達でした。ジャニーズでゆうならスマップでもtokioでもなく、kat-tunやnewsの世代なんです。しかも彼らの階級は少尉、中尉は当たり前。なかには24で中佐なんてゆうスーパーエリートが何人も含まれています。恐らく殉職時に2階級特進しているのでしょうがそれでも24歳で大尉なんて驚きを通り越す階級です。彼らのような本物の軍人が生き残って、渡辺恒雄みたいなのが戦死しといてくれたらどんな日本になってたんだろうって夢想してしまいます。

 文章力が無いので勘違いされると困るのですが自分は特攻を美化するつもりも正当化するつもりもありません。特攻は作戦といえないほど愚かな戦術ですし先の大戦そのものが日本が一方的にしかけた侵略戦争だと思っています。

 ただもう少し知覧とゆう小さな街で60数年前におきていた出来事を多くの人に知ってもらえたらなぁと考えています。ここでなにを思うかはもちろん自由なんですがこの街の存在を知ってもらいたいのです。

 4年ぶりに訪れた『知覧特攻平和会館』は平日にも関わらず大勢の見学者で賑わっていました。

 知覧に関する映画でお勧めなのは高倉建主演の『ホタル』です。だいぶおちて木村拓哉の『君を忘れない』でしょうか。

 今回はちょっときつい文章になりました。反省します。次回からは軽い文体で頑張ります。

 

 

 

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コメント

ワォ~っ、旅行ですか! いいですね。 
戦後生まれの私達には戦争ってあまりピンとこないっていうか安易に考えている部分があります。 今のご時世、何が起きるか分からないですけど、2度と起きてほしくないです。

投稿: yai | 2007年5月14日 (月) 21時56分

おおー辛口ですねえ。いいんじゃないですか?たまには。私は基本的に戦争映画は見たくありません。どうせ泣いちゃうし。うちのだんなは、本屋で立ち読みしてるなーと思うと大体、戦闘機の本を見ています。こわいです。
本人に一回聞いたんだけど、すごく勲章が気になるそうです。しかもイギリスの方のって。絶対前世戦死したイギリス兵です。

投稿: はまのはなまま | 2007年5月14日 (月) 22時05分

鹿児島までいかれてたんですね。
長距離ドライブ、おつかれさまでした。
鹿児島、うちも昨年の夏にあんずをつれていきました。
夏だったからさらに気温があがって暑かった!!
あんずも私もとけちゃいそうでした~
知覧はいってません。
たまには昔の日本にふれるような旅をしても
いいんじゃないかといまさらながら思いました。

投稿: アッコ | 2007年5月14日 (月) 22時12分

 yai様

 ですね、『2度と戦争なんておきてほしくない』です。
 ただ『飲酒運転を無くそう』とか『ペットを捨てるのをやめよう』とかと同じくらいムリな話なんだろうなとも思います。
 知覧の青い空から飛び立っていった若い魂のためにも、『2度と戦争なんておこさない』気持ちだけは持っていこうと改めて思いました。
 

 

投稿: ケン | 2007年5月14日 (月) 22時28分

 はなのはなまま様

 辛口とゆうか毒舌でしょ。1年経ったから1回くらいいいかなぁと思って。
 『ホタル』は戦争映画じゃないですよ。夫婦愛の映画です。多分泣くとおもうけど暇なとき観てみて。残酷なシーンとか無いですから。
 前世イギリス兵のタイ人俳優か。深すぎるな、はなパパ。

 

投稿: ケン | 2007年5月14日 (月) 22時34分

 アッコ様

 最後まで大分、九重の吊り橋か迷って鹿児島に行きました。ハンパ無く暑かったです。暑さに弱い吾郎とジャムと自分はフラフラしていました。
 知覧って九州以外では知らない人が多いみたいなんです。決して楽しい所ではないですし、へんぴな所にある(失礼)街なんですが、行って後悔はしない場所だと思います。
 湯布院もいいですね。秋にアッコさんのブログを参考に湯布院に行ってみようかなぁ。
 
 

投稿: ケン | 2007年5月14日 (月) 22時46分

知覧に行かれたんですね
恥ずかしながら私、知覧って特攻隊の町だったとは知りませんでしたの。。
ぼんやりながら、小京都と言われる静かな趣きのある町だと思ってましたよ。。。

特攻隊の人生って感慨深いですよね。。
(まあ後ほど映画になるぐらいですから・・)
心情を考えるとなんともことばに現せない気分になります。

戦争はんた~~い!!!
祈☆世界平和♪です

投稿: チョッパーママ | 2007年5月14日 (月) 23時45分

 チョッパーママ様

 自分も知覧に特攻会館があるって知らなかったから言うわけでもないんですが知覧の知名度って不当に低いような気がします。
 自分は7年前、東京の比較的お利口さんのお友達数人に知覧を知ってるかと尋ねましたが、殆んど全員知りませんでした。でもお年を召した方は知ってる人が多かったです。
 街の雰囲気は萩や津和野を彷彿とさせる静かなものでした。

 祈☆世界平和だじょ。
 

投稿: ケン | 2007年5月15日 (火) 17時50分

戦争を考えるために、小林よしのり著『戦争論』を読んでみてほしい。
ここが考えるスタートだと思う。

投稿: 田中 | 2007年6月13日 (水) 04時48分

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